
閉ざしていた心が少しずつ動き出した詩人は、
月に、ある恋の言い伝えを話します。
それは自身の存在に懐疑的な月への詩人からの贈り物でした。
東の大陸から西の大陸へ巡礼の僧が二人、旅をしています。
ある村で二人は祭に行き合い、
修行僧の一人(岡幸二郎)は、
踊り歌う男女の輪の中で娘(姿月あさと)に出逢います。
僧は修行中の身、掟を破る恋など許されません。
そうと分かっていながら、異国の娘に惹かれ、
惹かれながらも怖れる僧は、
初めから不幸な恋とわかっていても、
恋することが怖くはないのかと娘に尋ねます。
娘は初めから不幸な恋などないと、
怖れることなく一途な恋にすべてを委ねようとします。
けれど所詮は一夜の恋、
修行僧は旅立ち、娘は一人残されます。
僧は身体は戒律に生きながらも
心は恋に狂う激しい想いを、
娘に届けてほしいと満月に向かって訴えます。
身も心も捧げ尽くした娘は、
空ろな身体、空ろな心で、
ただ修行僧への想いを月に届けてと願うのです。
満月は月に一度、二人の心を繋ぐ存在となりました・・・
この場面は岡さん、姿月さん、アンサンブルの方々で
ブラームスの弦楽六重奏第1番第2楽章「恋人たち」に乗せて、
修行僧と異国の娘が月へ託す互いの想いを歌い上げて、
聴きごたえがあるなぁと思いました。
第2部の「絵のない絵本」からのエピソードはこれで終わりです。
「憧れと現実」の砂漠を行く旅人の話は第21夜
「荒野の唄歌い」は第6夜
「僧と異国の娘の恋」は第27夜 からのエピソードかと思われますが、
第1部よりも素材としての引用という感じになりました。
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この頃、お月さまへの
想いが・・・
私も哀しかったり、
辛かったときに
お月様に随分と
助けていただきました・・・
今もそうですけれど・・・
夜空の不思議さ、
美しさ・・・
舞台の美しさ・・・
ありがとう、です・・・
更紗茶さま
まだまだ終わらない、眠れない、
「眠らない音」です・・・
もう少しお付き合いいただければうれしいです。
今は細い細い、欠けていく月ですね。
fjさんはどんな月がお好きでしょうか?
やっぱり満月かしら?