2012年01月30日

「フェルメールからのラブレター展」

フェルメール2.JPG


 Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されている
「フェルメールからのラブレター展」に行ってまいりました。

フェルメールの手紙にちなむ三作品を中心に
17世紀オランダの作品が並ぶ展覧会、
いつものそうなのですが、
ザ・ミュージアムの会場のレイアウトは
次にどんな世界が広がるかワクワク感があります。

 1室 人々のやりとり〜しぐさ、視線、表情
 2室 家族の絆、家族の空間
 3室 手紙を通したコミュニケーション
 4室 職業上の、あるいは学術的コミュニケーション

8点の作品を展示した第3室では
フェルメール作品のために広い空間を取り、
三方の壁に一点ずつ、
あたかもフェルメール展示室といったレイアウト、
ゆったりと三作品を鑑賞することができます。
ここですっかり満足感に浸ってしまいます。

2008年の「フェルメール展」以来の「手紙を書く婦人と召使」は
アイルランド・ナショナル・ギャラリー所蔵、
日本初公開の「手紙を読む青衣の女」はアムステルダム国立美術館所蔵、
「手紙を書く女」はワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵と
世界各地から集った三作品に囲まれ、
贅沢な空間と時間を満喫することができました。

当時の手紙はまだ封筒は使われず、
紙を折りたたんで内側にに手紙を書き、
表に宛名を書いて封蝋をしたのだそうです。

フェルメール3.JPG


それを知って「手紙を読む青衣の女」の
女性が手にした手紙を見ると
現代の封筒と便箋といった手紙とは違う
この一枚が彼女に届いた手紙のすべてなのだと感じます。

「手紙を書く女」に当たる光は
彼女の髪のリボンやイヤリング、
机の上の抽斗(箱?)や椅子の飾り鋲を輝かせ、
見とれてしまいます。
同じような題材、設定のオランダ風俗画が並ぶけれど、
この光こそが他の画家たちとフェルメールを分けるものだなぁ・・・と
改めて感じました。

フェルメール1.JPG


こうした来日展のおかげで
わたしが実際に観ることができたフェルメール作品は13点となりました。
そして前回の来日時には涙を呑んだ「真珠の耳飾りの少女」を
今年東京都美術館でいよいよ観ることができます!(6月30日〜9月17日)
今からあの印象的な瞳に会えるのを楽しみにしています。
「ディアナとニンフたち」も同館で、
「真珠の首飾りの少女」は西洋美術館で
同時期(6月13日〜9月17日)に観られるなんて、
まさにVermeer Year!です。

感想がフェルメールに終始してしまいましたが、
オランダ17世紀の風俗画に人々の暮らし、まなざしを
じっくり楽しむのもいいなぁと思った展覧会でもありました。


ニックネーム 沙羅茶 at 17:03| Comment(0) | TrackBack(0) | Art | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月17日

続く断舎利

さざんか.JPG


 相変わらず断舎利の日々・・・
いつまでやっているのか・・・?と自分でも思うのですが、
少しずつ少しずつ進んでいるのです。
○十年の間にため込んだもの、
そう簡単には整理できません。

いつか使うかも、
必要になるかも、
もったいない、
思い出のもの・・・

あれもこれもとしまい込んで、
もうずっと開けなかった奥の奥の段ボール、
おそるおそる開けてみれば、
何かに使えるかももとっておいたもう着ない服、
セーターにならなかった毛糸、
仕上げられなかったパッチワークの布・・・
胸が痛くなるようなものが次々・・・

確かにあの日、
心をときめかせてお店で選び、
広げてはあれこれ夢見たものたち。

いつか関心が別に移って、
忙しさに脇へやられ、
時間ができたらとしまい込まれてしまった。
その月日を思わずにはいられません。
再び手にとると、
巻き戻すことのできない時間の重さが
ずしりとこたえます。

でも過ぎてしまった時間を後悔するのはやめましょう。
友人たちとお喋りしながら編んだり縫ったりした
楽しかった時が甦ります。
ありがとう、夢見た日、
ありがとう、わくわくした時間、
その感謝で想いの詰まったものたちを手放そうと思います。

それらはこれからのわたしに
何が必要か、何に向かっていくのかを問いかけてくれているようです。



ニックネーム 沙羅茶 at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月15日

左義長

donndo.JPG


海岸に行くと左義長の準備が進んでいました。
この藁の山は「サイト」というそうです。
だるまさんがぐるりと飾られていて、
松飾りやお札などが置いてありました。

点火されたサイトでお団子を焼いて食べたのは、もう昔々のこと。
せっかくの冬の行事も出かけなければ、
見なければ、ないのと同じなのですよね・・・

大切な時間に心の扉を開きたいと思った夜です。




ニックネーム 沙羅茶 at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする