
久しぶりにしっかり連続テレビドラマを見ました。
NHKの「風に舞いあがるビニールシート」
森絵都さん原作のドラマ化です。
外資系銀行に勤めていた工藤里佳(吹石一恵)が
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に転職を希望、
その面接試験からドラマは始まります。
UNHCR就職もキャリアアップを目指す足がかりに過ぎない、
そんな里佳でしたが、
採用が決まり仕事が始まります。
懸命にUNHCRの仕事に取り組む職場の人々の中で、
難民の現状、悲惨な現場、支援の難しさなどにぶつかりながら、
UNHCR職員エドとの恋、結婚、
心を残しての離婚、そして彼の死、という人生の試練を通して、
里佳は次第に成長し難民支援の仕事に目覚めてゆきます。
吹石さんの里佳の懸命さもよかったのですが、
里佳を巡る人々
上司役に片平なぎささん、佐野史郎さん、
夫となるエドにクリス・ペプラーさん
友人役の篠原ともえさん、平岩紙さん、
通信社記者の吉沢悠さん・・・
それぞれに役柄にはまって引き込まれました。
とくに篠原さんは劇中で友人たちより一足先に結婚し、
今は幸せな専業主婦の役でしたが、
彼女のちょっとした言葉にも
その生活グラウンドが伺えるようで、
里佳への友情も自然ににじみ出てとても好感が持てました。
里佳を見守るたくさんの人々の温かいまなざし、
思い遣る気持ちが
わたしをこのドラマに惹きつけたような気がします。
また難民出身のピアニスト役のサヘル・ローズさんも印象的でした。
難民支援のチャリティーコンサートで、
「ふるさと」を弾き、観客と共に歌う、
遠い故郷を想うその表情に胸を打たれました。
実はご本人も
イラン・イラク戦争で家族をすべて失い孤児となったと、
あとで知りました。
そしてこのドラマを盛り上げた力のひとつが、
エンディングで流れる主題歌、
布施明さんの歌う「i say,"yes”」でしょう。
(詞:Tim Jensen 作曲・編曲:菅野よう子 )
ドラマが終わってそこにかぶせるように布施さんの歌声が流れると、
胸にじーんと沁みわたってくるものがあり、
いつもドラマの余韻に浸ってしまいます。
布施さんの歌声は本当にドラマにぴったりですが、
もしも叶うならば、
姿月あさとさんの歌声で聴いてみたい
そんな風に思ったすてきな曲でした。





















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